今回は、Excelにおいて、数を数える関数である、COUNT関数、COUNTA関数、LEN関数をご紹介します。
条件付きで数を数える関数であるCOUNTIF関数、COUNTIFS関数は、別の記事でご紹介します。
Excel初心者の方で、「関数がいまいち良くわからないよ」という方は、あらかじめ下の記事を読んでいただくことをお勧めします。
COUNT関数
COUNT関数は、指定した範囲内における、数値が入力されているセルの個数を求める関数です。
COUNT関数の書式
COUNT(値1, [値2], …)
値1 | 必須 | 数値の個数を調べるセルまたは範囲を指定します。 |
値2 … | 省略可能 | 数値の個数を調べる2つ目(nつ目)のセルまたは範囲を指定します。 |
COUNT関数の使用例
表2の例の場合、COUNT(A1:C4)は、「A1からC4の範囲における数値のセルの個数」を求めるので、結果は「5」となります。(黄色のセルがカウントされるセル)
A | B | C | |
1 | banana | 1 | 2 |
2 | 3 | R3.3.3 | |
3 | カタカナ | 5A | 7本 |
4 | ひらがな | 2021/3/3 | 漢字 |

tayuyu
「R3.3.3」や「2021/3/3」は、表示形式を変えると実は「44258」という数値でもあります。
COUNTA関数
COUNTA関数は、指定した範囲内における、空白以外のセルの個数を求める関数です。
COUNTA関数の書式
COUNTA(値1, [値2], …)
値1 | 必須 | 個数を調べるセルまたは範囲を指定します。 |
値2 | 省略可能 | 個数を調べる2つ目(nつ目)のセルまたは範囲を指定します。 |
COUNTA関数の使用例
表4の例の場合、COUNTA(A1:C4)は、「A1からC4の範囲における空白以外のセルの個数」を求めるので、結果は「11」となります。(黄色のセルがカウントされるセル)
A | B | C | |
1 | banana | 1 | 2 |
2 | 3 | R3.3.3 | |
3 | カタカナ | 5A | 7本 |
4 | ひらがな | 2021/3/3 | 漢字 |
LEN関数
LEN関数は、セル内の文字数を数える関数です。
LEN関数の書式
LEN(文字列)
文字列 | 必須 | 文字数を調べるセル(文字列)を指定します。 |
LEN関数の使用例
表6の例の場合、LEN(A1)は、「A1セルの文字数」を求めるので、結果は「21」となります。
A | |
1 | I’m playing baseball. |
まとめ(COUNT関数、COUNTA関数、LEN関数の違い)
COUNT関数、COUNTA関数、LEN関数の違いをまとめると、表7のようになります。
COUNT関数 | 数値が入力されているセルの個数を求める |
COUNTA関数 | 空白以外のセルの個数を求める |
LEN関数 | セル内の文字数を求める |
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