今回は、数値を最も近い偶数に切り上げる関数であるEVEN関数と最も近い奇数に切り上げる関数であるODD関数についてです。
EVEN関数
EVEN関数は、数値を最も近い偶数に切り上げる関数です。
EVEN関数の書式
EVEN(数値)
数値 | 必須 | 対象となる数値を指定します。 |
- 数値が偶数の場合は、切り上げされません。
- 数値がマイナスの場合は、負の無限大方向への切り上げとなります。例えば、「-3」は偶数「-4」に切り上げとなります。
EVEN関数の使用例
表2のような例でEVEN関数を使用してみます。
A | |
1 | 17 |
2 | 51.51 |
3 | -5 |
例1
下記の数式の結果は、「18」になります。
=EVEN(A1)
例2
下記の数式の結果は、「52」になります。
=EVEN(A2)
例3
下記の数式の結果は、「-6」になります。
=EVEN(A3)
ODD関数
ODD関数は、数値を最も近い奇数に切り上げる関数です。
ODD関数の書式
ODD(数値)
数値 | 必須 | 対象となる数値を指定します。 |
- 数値が奇数の場合は、切り上げされません。
- 数値がマイナスの場合は、負の無限大方向への切り上げとなります。例えば、「-2」は奇数「-3」に切り上げとなります。
ODD関数の使用例
表4のような例でODD関数を使用してみます。
A | |
1 | 10 |
2 | 51.51 |
3 | -4 |
例1
下記の数式の結果は、「11」になります。
=ODD(A1)
例2
下記の数式の結果は、「53」になります。
=ODD(A2)
例3
下記の数式の結果は、「-5」になります。
=ODD(A3)
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