今回は、偶数を判定する関数であるISEVEN関数、奇数を判定するISODD関数についてです。
ISEVEN関数
ISEVEN関数は、偶数かどうかを判定する関数です。数値が偶数のとき「TRUE」、奇数のとき「FALSE」を返します。

tayuyu
偶数は、英語で「even number」
ISEVEN関数の書式
ISEVEN(数値)
数値 | 必須 | 判定したい値を指定します。数値が偶数のとき「TRUE」、奇数のとき「FALSE」となります。 |
- 数値が整数でない場合は、小数点以下は切り捨てとなります。
- 引数に数値以外を指定すると、エラー「#VALUE!」となります。
ISEVEN関数の使用例
表2のような例でISEVEN関数を使用してみます。
A | |
1 | 2 |
2 | 0 |
3 | -1 |
例1
A1セルの値「2」は偶数であるため、下記の数式は「TRUE」となります。
=ISEVEN(A1)
例2
A2セルの値「0」は偶数であるため、下記の数式は「TRUE」となります。
=ISEVEN(A2)

tayuyu
「0」は、偶数として考えるよ。
例3
A3セルの値「-1」は奇数であるため、下記の数式は「FALSE」となります。
=ISEVEN(A3)
ISODD関数
ISODD関数は、奇数かどうかを判定する関数です。数値が奇数のとき「TRUE」、偶数のとき「FALSE」を返します。

tayuyu
奇数は、英語で「odd number」
ISODD関数の書式
ISODD(数値)
数値 | 必須 | 判定したい値を指定します。数値が奇数のとき「TRUE」、奇数のとき「FALSE」となります。 |
- 数値が整数でない場合は、小数点以下は切り捨てとなります。
- 引数に数値以外を指定すると、エラー「#VALUE!」となります。
ISODD関数の使用例
表4のような例でISEVEN関数を使用してみます。
A | |
1 | 1 |
2 | -1 |
3 | 2.5 |
例1
A1セルの値「1」は奇数であるため、下記の数式は「TRUE」となります。
=ISODD(A1)
例2
A2セルの値「-1」は奇数であるため、下記の数式は「TRUE」となります。
=ISODD(A2)
例3
A3セルの値「2.5」は偶数であるため、下記の数式は「FALSE」となります。
=ISODD(A3)
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